【日本代表】2-0パラグアイ戦 レビューします(大迫半端ないって)ミャンマー戦の予習アリ!
こんにちばんは。カズキです。
日本勝利しましたね!
コパは若手中心のメンバーだったので久々のフルメンバーでの代表戦は皆さん楽しめたのではないでしょうか。
そして僕としては事前のプレビューがズバリ当たったので自分でビックリしていました。プレビューは下の記事を見てみてください!サイドバックからの展開ズバリです!
さて!それでは今回のパラグアイ戦を振り返っていきましょう!
パラグアイ戦 2-0 という結果について
前提として・・・
と言う事を踏まえて言うのであればもう少し点差をつけられる試合だったのではないかと思います。満足と言うよりは及第点と言った感じですね。W杯2次予選に向けて多くの選手を試す事が出来たのは良かったですね。
前半戦
日本のフォーメーションは4-2-3-1でしたが攻撃の型としては二つの形が見えました。中盤の中島、南野、堂安が内側で近い距離感を保つ。そして・・・
- マンツーマン気味のパラグアイディフェンスをワンタッチのパスでかわす。そして空いたサイドのスペースを長友、酒井のサイドバックが駆け上がる
- CBの吉田、富安からオーバーラップした長友、酒井もしくは大迫へのパスでポストプレイを狙う
僕の予想通りの展開でしたね!得点シーンも両サイドバックからのクロスで生まれました。上にあげた3人に大迫、柴崎が加わり非常にいいテンポでパスが回り得点に繋がったので森保監督の狙いがズバリだったのではないでしょうか。
しかし実は見所は「その前」にあるんです!
今回日本の戦術で最も上手く行った点、そして後半に試合が間延びしてしまった理由もここにあります。その正体は・・・
前線からの守備だったんです!
パラグアイが最も苦戦したのが日本のプレスですね。非常に効いていました。
先程述べたように日本のフォーメーションは4-2-3-1でしたが、相手がDFラインでボールを回し始めると南野がポジションをあげて2トップの様な形を取り相手のCB二人にプレスをかけ外に追い込みます。そして外に逃げると中島、堂安が潰しに行く。この形が非常に効いていてパラグアイはポゼッションはおろか攻撃の形が殆ど作れない状況が続きました。結果として多くのチャンスを日本は作る事が出来たのです!
プレミアリーグだとトッテナムなんかが良くやるプレスの形ですね。スパーズは元々2トップを採用する事も多いですが、森保JAPANでは攻撃と守備で意図的に位置取りを変えていたように見えました。
ちなみに・・・ハイプレスは欧州でもスタンダードになっています。せっかくなのでかわす手段としてメジャーなものを2つほど紹介しますね!
①CBからのロングフィード
シンプルですね。今世界最高のCBと言われるファンダイクはディフェンスとしての能力はもちろんキック精度も素晴らしく、一つのパスで決定機を創出します。いわゆる「1列飛ばす」と言うやつですね。MFを飛ばして一気にサイドを駆け上がる選手にボールを出すというやり方です。
②SBが高い位置を取る
こちらは少し高度な戦術となります。SBがあえてCBとの距離を取り、高い位置を取る事で相手のプレスも間延びします。そしてSBに入ったボールを間延びしたスペースに入ったボランチに素早く繋ぐ事で相手のプレスを掻い潜ると言う戦術があります。これはSBのポジション取りやボランチがいかに「気の利いた」ポジション取りを出来るのかと言うのが大事になります。
昨シーズン欧州王者のリバプールはこの2つが最も上手いチームだったのではないでしょうか。
と言う訳で非常に攻守がかみ合った前半戦は見ていて面白い展開でしたね!
では後半に行きましょう!
後半戦
前半戦の良かった点を上に挙げましたが、それが出来ていなかったのが後半戦でしたね。えぇ。まったく。
残念ながら後半は戦術と言う物が全く見えない悪い意味で「いつもの森保JAPAN」に戻ってしまいました。替わった選手に対して「前半と同じ事をさせる」のか「また違う個性を活かすやり方をさせる」のかイマイチ見えませんでしたね。では、もう少し細かく見ていきましょう!
- 久保の活用方法は適正だったのか?久保は足元でボールをもらうタイプ。富安もそこまでオーバーラップをする選手では無いのに前半と同じ展開を求めている様に見えました。久保はカットインからのシュートやラストパスが魅力の選手なので運動量の落ちた南野や上がりの少ない富安を近くに置くのは久保の魅力を引き出す為の最適解ではないように思えました。
- 永井や原口を活かせていない。原口は随所にポジショニングの良さを見せていたし、永井は運動量が低下したDFラインは非常に嫌がっている様に見えました。しかし!パスがでない!ずれる!テンポ悪い!と3重苦で殆ど自分の形を見せる事が出来ませんでした。後半出場した選手のファンは「もっとやれたはず」「こんなもんじゃない」と少しもどかしく感じたのでは無かったでしょうか。
- 前半効いてたプレスはどこへ?大迫、南野の運動量低下とともに前線からのプレスが死に全体的に歯切れの悪い守備になってしまいました。また後半からパラグアイの攻守の切り替えが良くなった事も合わさり攻めていてもリズムの悪い展開が続きました。
まさしく悪い時の日本代表と言う感じでしたね。
運動量が低下する後半でハイプレスをし続けるのは難しい場面もあるかと思います。今回の展開であれば久保をトップ下に置き永井、原口を活かせる様な布陣にしても良かったのではないでしょうか。
と言う感じで前後半を分けてレビューをしてみました!サッカー好きで自分もサッカーをやっていましたが、「そういう見方もあるのか」なんて風に思っていただけると嬉しいです!ではまとめに行きましょう!
まとめとミャンマー戦に向けて
ネットの声なんかにも答える感じで行きますね!
先ずは良かった点。今回光ったのは・・・
①両サイドのコンビネーション
②前線からの守備
③中盤選手の距離感
④チームを支える大迫、富安の個の力
ですね。ミャンマーは恐らく引いて守ってからのカウンターを狙ってくると思います。そういった場面では①と③で見せたワンタッチのパスで敵の守備陣形を崩しサイドバックを含めた厚みのある攻撃で畳みかける様な攻撃をしていく事が勝利への活路ではないでしょうか。
次にミャンマー戦に期待する事・・・
①セットプレイからの得点
②中盤選手からのアイデアからの得点
③後半運動量が落ちてきた時間帯のゲームメイク
この3つですね!苦い思い出があるアジアカップでのカタール戦・・・引いて守る相手にはセットプレイからの得点が出来れば大きな武器になります。日本には高さが無い分直接FKからの得点が見てみたいですね。それと相手を押し込んで密集をしてくると攻めていても決定機を作りづらくなってきます。そこを打開するアイデアを見てみたいですね。今の日本代表だと柴崎、久保、中島あたりに期待しましょう!そして最後に試合の終わらせ方。そもそもリードをしているもしくは攻めているけど決め切れていない状況を想定しての話にはなりますが、如何にして勝ち点3を掴むか。次のミャンマー戦も期待していきましょう!
やはりテレビは久保君大好きですね。
中には「うるさいよ!」って思う人もいるんじゃないかなと思います。正直言ってサッカー好きな人。特に自分でやってた人程久保君には期待しちゃうんじゃないかなと思います。それくらい今までの日本人とはかけ離れた技術やスタイルを持っています。がしかし!まだまだ発展途上。メディアにも視聴者にも温かい目で見守って欲しいですね。
と言う訳で今回はこの辺で!今日も一日良い日でありますように!