【プレミアリーグ】移籍市場を振り返る!気になるあのチームの採点は?【マンチェスター・U 編】
こんにちばんは!カズキです。
このコーナーでは何回かに分けて欧州ビッグクラブの今年の移籍マーケットでの立ち回りを振り返り100点満点で採点をしていきたいと思います!
基本的にプレミアリーグが中心となりますが、リクエストがあれば答えていきます!
と言う訳で今回はマンチェスターユナイテッドです。
ここ数年不遇の時代を送っている元王者ですが、今年の補強はどうだったのでしょうか?一緒に振り返り簡単なシーズン展望を見ていきましょう!
マンチェスターユナイテッド
昨シーズン成績
プレミアリーグ:6位
チャンピオンズリーグ:ベスト8
キープレイヤー:ポール・ポグバ
シーズン途中にモウリーニョが解任、後を引き継いだチームのレジェンドであるスールシャールによってチームの再建を図りました。スールシャール就任直後は一時的に順位を4位まで上げチャンピオンズリーグ出場権争いで優位に立ったものの終盤に失速。最終的には何とかヨーロッパリーグの出場権を確保すると言うシーズンでした。
今季課題と目標
目標:チャンピオンズリーグ出場権獲得、ヨーロッパリーグ優勝
課題:①不安定、高齢化しているDFの抜本的改革(特に右SB、CB)
②チームの主要選手の流出阻止(ポグバ、デヘア)
③ワールドクラスのストライカーの獲得
④違いの出せるゲームメーカーの確保
長く低迷が続く名門ですがスールシャールはファーガソン監督の下で指導を受け、そのチームコンセプトも引き継いでいる様に感じます。縦に早く攻撃的なサッカーを実現させる為にオフシーズンから非常に厳しいトレーニングを積んできました。
マーケットでの立ち回り採点
総合評価:70点
移籍市場が開くと同時に大きく動いた今シーズンでしたが、CL出場権を逃した影響か思ったように選手の獲得は進まず、結果として様々な問題を抱えたままシーズン突入を迎えてしまいました。
良かった点
①SBの有望選手獲得&CBのビッグディールの成立
長年問題とされながらも放置され続けたDFラインの問題がようやく解決されました。
右サイドバックに昨年ブレイクしたワンビサカを獲得。CBには多額のコストをかけてレスターからマグワイアを獲得しました。両選手共にシーズン開幕と同時にレギュラーで定位置を確保。期待通りの活躍でチームの守備に安定感をもたらしました。
②デヘア・ポグバの両選手の残留
結果として良かった・・・と言うべきでしょうか。シーズン終了と共にレアルへの移籍希望を出していたポグバだが結局話は纏まらず残留。今季のユナイテッドは中盤の選手を多くリストアップしていたものの獲得出来た選手はおらず、ポグバの残留はファンも胸を撫で下ろしたのではないでしょうか。デヘアに関しても週休の大幅アップで決着。ワールドクラスのGKは今季もユナイテッドのゴールを守ります。
③チームの未来を担う若手選手の獲得。前線の競争意識の向上。
スウォンジーよりダニエル・ジェームズを獲得。若きウインガーはここまでチーム最多の3得点を挙げており明るい未来を予感させます。同郷でチームのレジェンドであるギグスや爆発的なスピードは若きベイルを思い出させます。そしてユースからグリーンウッドが昇格。その才能は指揮官も太鼓判を押しており、途中出場が多いもののインパクトを与えています。ウイングはリンガード・ラシュフォードが昨シーズンレギュラーを務めていましたが、競争が無く本人達も伸び悩みを見せていたためこの二人がいい刺激になり高め合って欲しいですね。
問題点
①放出選手に疑問
長年チームを牽引してきたバレンシアが退団し、両サイドを器用にこなすダルミアンや人材不足のCBで伸び悩んでいたスモーリングをそれぞれ放出。今季はCBのバイリーが前半戦絶望で、昨季チームMVPのショーは早々と離脱。4節終了時点で既にDFラインの人員はカツカツ状態となっています。
また中盤に関しても攻守に渡り献身的なプレーでファンの支持も厚かったアンデル・エレーラを放出。高さと強さでオプションになっていたフェライニも放出。
モウリーニョとスールシャールの新旧指揮官から信頼を集めるマクトミネイも全体的に「無難」と言う他なく、最終局面でのアイデアはポグバ頼り。そのポグバも好調を見せたのは第1節のみで、ビルドアップ時に安易なボールロストをするなど不安定さを覗かせます。
FWに関しても強靭なフィジカルを活かし前線でターゲットマンになっていたルカクを放出。足元も達者な9番はワイドに開いて味方のアシストも行っていました。そして指揮官との折り合いは悪かった物の前線で唯一ワールドクラスと言えたアレクシス・サンチェスもまた放出の対象になってしまいました。ここ第4節までで既に前線に負傷者が出ているにも関わらず・・・です。
果たしてこのDF、このMFで前半戦を乗り切る事が出来るのか厳しいシーズン開幕になりそう。
②ワールドクラスのMF、FWの獲得失敗
上では人の流出を挙げましたが、それに見合う獲得が出来なかったと言うのも問題です。獲得濃厚と言われていたポルトガルのブルーノ・フェルナンデスの獲得に失敗。次世代を牽引していくであろう天才ジョアン・フェリクスも獲得に乗り出したという噂はあったものの獲得には至らず、エリクセンにも手を出したが実質門前払いでした。ビッグ6の中でも前線の攻撃力不足は否めません。前線のメンツを見るだけでもシティやリバプールに遥かに及ばない事が分かります。中盤に関してもポグバ頼りになる事は誰の目にも明らかで敵チームからしたらこれ程やりやすい相手はいないのでしょうか。彼さえ押さえればユナイテッドに残されたのはサイドからクロスを放つ事だけで、そのクロスに合わせるルカクやフェライニはもういないのです。
と、第一回は僕の贔屓のマンチェスターユナイテッドについて話しました!
課題で挙げた4点のうち二つはクリアする事が出来たが、払った代償はあまりにも大きくそれに見合った成果があるかと言われると疑問ですね。
現実的な目標はトップ6を確保する事じゃないでしょうか。スールシャールの下急激な世代交代をしていますが、あまり焦り過ぎると下から突き上げてくるチームに足元をすくわれそうです。すでにけが人も続出しており、冬のマーケットが開くまでなんとか上位をキープして欲しいですね。
それではこの辺で!
今回もご覧いただきありがとうございました。今日もいい日でありますように。